親を避け続けている人の心の闇1

かつて私は幼少期に自分が親から受けた理不尽さや、不当に厳しい教育により自分が被った精神的損失よりも、そのことについて親と話すことで余計に関係性がこじれたり、

面倒なことになったりすることの恐怖の感情の方が上回り、そんな親に対して自分の方から理解を示した方が大人な対応であり、寛容な態度だと勘違いをしていた。


明らかに異常であった親の教育方針について、納得していなかった事実を正直に伝えるよりも、それらを全て飲み込んで、何も言わないという態度を貫くことの方が、精神的に大人だと思っていたからだ。


でも実際は違う。

子供の頃に生き埋めにされた感情はそのまま残っていて、「何一つ納得していない」というあの頃の感覚はずっと私の体の中に残ったままなのだ。

表面だけ解決したふうに見せて、本当は何一つ納得していないという自分の正直な気持ちに気付いた時、初めて親と戦わねばと思った。