親を避け続けている人の心の闇3

子供の頃、親からの感情的な無視や厳しすぎるしつけなど、本来の教育ではない不適切な対応をされた経験があり、大人になってもその時の怒りや苦しみが残っている。

自分にとって不当な教育をした親に対して、私が子供の頃は親もまだ若くて未熟だったんだから仕方ないとか、親にも親の事情があったんだと無理に自分を納得させている。

親も若い頃は未熟な人間であり、そんな未熟な人間が懸命に自分を育ててくれたことに感謝しているというのは建前であり、自分の心の傷に触れさせないための方便であることがほとんど。


自分自身の苦しみをなかったことにする。

親との問題を正面から向き合って解決するのではなく、水に流す形で解決したことにする。

親と向き合うことは過去の傷を再認識することであり、それをなかった事にしたいのは、過去に体験した恐怖や苦しみを再体験したくないから。

自分さえ我慢すれば物事は丸く収まる。


自分の心は傷ついていないと思う事で、偽りの心の平穏を保ち自分を防衛している。

親との関係を完全に断ち切れば問題は解決だと思っている。

問題を押し込めて誤魔化している状態を、心の整理がついた、心の平穏を取り戻したと勘違いしている。

過去はもう終わったことだから、今更わざわざ過去を掘り返すことに意味はないと考えて過去を切り捨て、自分は未来だけを見ていると言って、過去の話題をすでに終わった事として処理することで、自分を防衛している。


次々と新しいことをやって目先を新しくして、あえて忙しくすることで、過去の問題を見ないようにしている。

自分には手に負えないと思った過去の出来事を全て諦め、その諦めの境地を自分はもう許した、問題は解決したと勘違いしている。

自分の状況よりもっと悲惨な他者の事例と比較して、自分はまだいい方だと強引に自分を納得させている。


いちいち反応するのは子供だ。スマートな対応を出来る人こそが大人の対応だと勘違いして、感情を出さずに理性で淡々と処理をすることが正しい解決方法だと勘違いしている。

自分と感情を分離させて感情を感じない状態を作り出し、問題の出来事や相手に対して感情的なエネルギーを使う事を避けることに注力する。

面倒くさい、どうでもいいという無関心な態度で親子問題から逃げ続ける。


これらの内容を読んで一つでも当てはまる方は、過去の親子間における未完了の問題を終わったことにして誤魔化している可能性が高いので気を付けてください。