昨日、熊本で大きな地震があり、イオンモール熊本が大きな被害を受けてしまった。
建物がガス爆発して、甚大な被害に。
そして今日、イオンの社長さんたちが記者会見をやっていたのだけど、週7でイオンに行くくらいイオン大好きな私は会見を見ていて涙が出てしまった。
何故なら、イオン側も被災者であるからだ。
会見の中で、今回のガス爆発は想定出来なかったのかと何度も聞かれていた社長さんたち。
それに対して完全に想定外の出来事だったと答えていた。
誰があんな爆発予想出来る?
まさか震度7クラスの地震が来ても、何の被害も出さずに、一切の無傷を保障することが経営者の務めだとでも?
かつて東日本大震災を題材にした「Fukushima50」という映画があったのだけど、ここでも議論になったのは、あの大津波を予測出来なかったのかということ。
出来るわけないでしょ。
超能力者か未来でも見える超人がいるわけ?
もちろん、過去にも日本は大地震や津波の被害が起きていて、その度に教訓は残されている。
でも、あの未曾有の災害において、福島第一原子力発電所の被害を確実に予測し、100%被害を防ぐなんてことがあり得る?
私は全く予測なんて出来なかったし、実際に起きた被害を見て、自分が生きている間にこんなに悲惨な災害を目にすることがあるなんて・・・と、大きなショックを受けた。
そして、あの地震も津波も想定外だったという人たちの気持ちがよくわかる。
人が亡くなっているのに、想定外だったという言葉を使うなと怒っている人たちの気持ちもわかる。
でも私は想定外だったという言葉を仮に使ったとしても、それでその人が責められるような世の中はとても悲しいと思う。
昔、斎藤一人さんが言っていたけれど、日本が戦時中だった時は、流れ弾に当たって亡くなった人がいても、「運が悪かったね」だけで終わりで、そのご家族に対する心のケアなんてものは一切なかったという。
だけど今はちょっと何かあると、すぐにメンタルケアだとかカウンセリングだとか、手厚い対応を求められて、「たまたまそこで死んだのは運が悪かった」なんて、絶対に口に出来ない風潮があるし、精神的なケアだけ見ても過剰すぎると言う。
誰がわざわざ有事の時に爆発するような設計にするかよ。
現地にいた人が立っていられないくらいの揺れだったと言っていたように、それだけ建物に力が加われば、壊れるものもある。
地震が起きてからマニュアル通りにお客様を全員安全な場所に迅速に避難させて、その上で建物内に残っていた一部の人が運悪く犠牲になってしまった。
まさかガス爆発が起きるとは思わなかった。
これを想定外と言わずに何というの?
イオンの会見を見ながら、頭の中でずっと「Fukushima50」の映画の映像を思い出しては、私は「全部想定出来たはずでしょう。」などと言ってしまう人間にだけはなりたくないと思った。

